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  • 航空法等参考資料

  • 投稿者:管理者
  • 投稿日:2010年 8月 6日(金)08時26分35秒
 
航空法(昭和二十七年七月十五日法律第二百三十一号)

第五章 航空路、空港等及び航空保安施設(第三十七条―第五十六条の五)
(空港法第四条第一項第一号 から第四号 までに掲げる空港等の特例)
第五十六条  国土交通大臣は、空港法第四条第一項第一号 から第四号 までに掲げる空港並びに同項第五号 に掲げる空港及び同法第五条第一項 に規定する地方管理空港のうち政令で定める空港について、延長進入表面、円錐表面又は外側水平表面を指定することができる。
2  延長進入表面は、進入表面を含む平面のうち、進入表面の外側底辺、進入表面の斜辺の外側上方への延長線及び当該底辺に平行な直線でその進入表面の内側底辺からの水平距離が一万五千メートルであるものにより囲まれる部分とする。
3  円錐表面は、水平表面の外縁に接続し、且つ、空港の標点を含む鉛直面との交線が水平面に対し外側上方へ五十分の一以上で国土交通省令で定める勾配を有す る円錐面であつて、その投影面が当該標点を中心として一万六千五百メートル以下で国土交通省令で定める長さの半径で水平に描いた円周で囲まれるもののう ち、航空機の離陸及び着陸の安全を確保するために必要な部分とする。
4  外側水平表面は、前項の円錐面の上縁を含む水平面であつて、その投影面が空港の標点を中心として二万四千メートル以下で国土交通省令で定める長さの半径 で水平に描いた円周で囲まれるもの(投影面が水平表面又は円錐表面の投影面と一致する部分を除く。)のうち、航空機の離陸及び着陸の安全を確保するために 必要な部分とする。

第六章 航空機の運航(第五十七条―第九十九条の二)
(飛行に影響を及ぼすおそれのある行為)
第九十九条の二  何人も、航空交通管制圏、航空交通情報圏、高度変更禁止空域又は航空交通管制区内の特別管制空域における航空機の飛行に影響を及ぼすおそれのあるロケッ トの打上げその他の行為(物件の設置及び植栽を除く。)で国土交通省令で定めるものをしてはならない。ただし、国土交通大臣が、当該行為について、航空機 の飛行に影響を及ぼすおそれがないものであると認め、又は公益上必要やむを得ず、かつ、一時的なものであると認めて許可をした場合は、この限りでない。
2  前項の空域以外の空域における航空機の飛行に影響を及ぼすおそれのある行為(物件の設置及び植栽を除く。)で国土交通省令で定めるものをしようとする者は、国土交通省令で定めるところにより、あらかじめ、その旨を国土交通大臣に通報しなければならない。

航空法施行規則(昭和二十七年七月三十一日運輸省令第五十六号)

第六章 航空機の運航(第百三十三条―第二百九条の四)
(飛行に影響を及ぼすおそれのある行為)
第二百九条の三  法第九十九条の二第一項 の航空機の飛行に影響を及ぼすおそれのある行為で国土交通省令で定めるものは、次の各号に掲げる行為とする。
一  ロケット、花火、ロックーンその他の物件を法第九十九条の二第一項 の空域(当該空域が管制圏又は情報圏である場合にあつては、地表又は水面から百五十メートル以上の高さの空域及び進入表面、転移表面若しくは水平表面又は法第五十六条第一項 の規定により国土交通大臣が指定した延長進入表面、円錐表面若しくは外側水平表面の上空の空域に限る。)に打ちあげること。
二  気球(玩具用のもの及びこれに類する構造のものを除く。)を前号の空域に放し、又は浮揚させること。
三  模型航空機を第一号の空域で飛行させること。
四  航空機の集団飛行を第一号の空域で行うこと。
五  ハンググライダー又はパラグライダーの飛行を第一号の空域で行うこと。

用語の定義等

この法律において「進入表面」とは、着陸帯の短辺に接続し、且つ、水平面に対し上方へ五十分の
一以上で国土交通省令で定める勾配を有する平面であつて、その投影面が進入区域と一致するものを
いう。

この法律において「進入区域」とは、着陸帯の短辺の両端及びこれと同じ側における着陸帯の中心
線の延長三千メートル(ヘリポートの着陸帯にあつては、二千メートル以下で国土交通省令で定める
長さ)の点において中心線と直角をなす一直線上におけるこの点から三百七十五メートル(計器着陸
装置を利用して行なう着陸又は精密進入レーダーを用いてする着陸誘導に従つて行なう着陸の用に供
する着陸帯にあつては六百メートル、ヘリポートの着陸帯にあつては当該短辺と当該一直線との距離
に十五度の角度の正切を乗じた長さに当該短辺の長さの二分の一を加算した長さ)の距離を有する二
点を結んで得た平面をいう。

延長進入表面は、進入表面を含む平面のうち、進入表面の外側底辺、進入表面の斜辺の外側上方へ
の延長線及び当該底辺に平行な直線でその進入表面の内側底辺からの水平距離が一万五千メートルで
あるものにより囲まれる部分とする。

円錐表面は、水平表面の外縁に接続し、且つ、空港の標点を含む鉛直面との交線が水平面に対し外
側上方へ五十分の一以上で国土交通省令で定める勾配を有する円錐面であつて、その投影面が当該標
点を中心として一万六千五百メートル以下で国土交通省令で定める長さの半径で水平に描いた円周で
囲まれるもののうち、航空機の離陸及び着陸の安全を確保するために必要な部分とする。

この法律において「水平表面」とは、空港等の標点の垂直上方四十五メートルの点を含む水平面の
うち、この点を中心として四千メートル以下で国土交通省令で定める長さの半径で描いた円周で囲ま
れた部分をいう。
 航空法関係でパラグライダーの飛行を制限する条文としては、航空法第九十九条の二(飛行に影響を及ぼすおそれのある行為)と、それを具体的に定めた航空法施行規則第二百九条の三があります。別項目で関連する条文と用語の定義等をアップしておきますので興味のあるかたは読んでみてください。この中で那覇空港に関する具体的な数値は告示集等を見ないと正確にはわからないのですが、いちばん厳しい数値と考えれば間違いありません。滑走路は長さ3000m、幅45mです。

 それでは那覇空港ではどうなのか考えてみます。那覇空港でパラの飛行制限に関係するのは、厳しい順序でいうと航空交通管制圏(以下、管制圏)、延長進入表面、円錐表面です。
 管制圏は飛行場標点(滑走路の中心と考えてください)から半径9000mの円内です。厳密に考えれば飛べる空間もありますが(例えば45m以下での飛行とか)、管制圏内は飛行できないと考えてください。今回の喜屋武漁港は管制圏の外にありますのでこの制限はうけません。
 つぎに延長進入表面ですが、これは文字どおり進入表面を延長したもので、その範囲は滑走路エンド(以下、エンド)から3000mのところで高さ60m幅600m、15000mのところで高さ300m幅2820mの傾斜1/50の台形をしています。喜屋武漁港の位置を空港から11100m、滑走路中心延長線(以下中心線)からの距離900mとして計算してみると、エンドからの距離9600mでは中心線から幅910mまでが延長進入表面にかかるため、喜屋武漁港のエンドからの距離9600mに傾斜1/50を掛けた192mが高度上限となります。
 ちなみに、米須ビーチですが、那覇空港からの距離を13000mとして計算すると、円錐表面内にあり、225mが高度上限となります。意外と低い高度です。計算式は(13000-4000)/50+45=225です。
 で、結論ですが、たしかに190m以下であれば航空法上は問題ないのですが、喜屋武漁港はR/W36のアプローチ経路に近い場所ですので、そこでパラが飛んでいると那覇空港に進入する航空機にとっては非常に気になる存在となります。機長は必ずタワーに報告するはずですし、そうなると空港事務所もほってはおけないでしょう。大人の対応としてはやめといたほうがよろしいかと思います。米須での高度上限についてはあまり気にすることはないと思います。以前、新里から喜屋武岬までのクロカンが盛んだったころ、希望者を募り念のため空港事務所に届け出て許可をもらっていたことがありましたが、空港事務所のほうはあまり気にしていなかったようですから。(といっても推奨している訳ではありませんよ。そういう制限があることを知った上で自己責任でお願いします。)

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